Squareについて
投げ銭(寄付)を募ることに決めて色々なサービスを比較検討した結果、決済会社Squareのサービス利用が一番手数料を低く抑えられ、なおかつ手軽そうに思えました。
登録 | 無料 |
振込手数料 | 無料 |
決済手数料 | 3.6%(JCB3.95%) |
寄付可能額 | ¥100~¥500,000 |
Squareは電子マネーなども取り扱っている会社ですが、現在寄付機能で使えるのはクレジットカードのみ。
最少金額の100円を寄付してもらった場合、96円を受け取れる計算になります。
他の寄付サービスでは決済手数料が10%を超え、さらに振込手数料も取られるところが多い中、格段にありがたい料金設定だと思います。
Squareはアメリカの会社で、2013年から日本でのサービスを開始しています。
Twitterの創始者が起こした会社で、日本では三井住友カードと提携したりしているので、信頼性の面の心配もしなくて良さそうです。
実際に機能設置するにあたり、投げ銭(寄付)だけではなく多種多様なサービスを提供しているサイトなので、中で少々迷子になってしまいました。
自分の備忘もかねて、登録→投げ銭(寄付)リンク作成までの流れを記しておきます。
Squareに登録する
まず、Squareの公式サイトでアカウントを作成します。
パスワードを作成し、氏名、メールアドレス、住所、電話番号、生年月日、事業名、入金口座などを入力。
身分証明書の提出などは必要ありませんでしたが、取引内容などによっては必要となるようです。
銀行口座
現在利用できる銀行は大手のみのようで自分が利用したかったネット銀行は不可でしたが、振込手数料はどの銀行を選んでも無料ですし、入金サイクルも他サービスに比べ早くてありがたいです。
● 三井住友銀行orみずほ銀行・・・・翌営業日に振り込み。
● その他の銀行・・・・木曜日0:00~翌週水曜日23:59までの決済代金を、全てまとめて金曜日に振り込み。
《振込テスト》
登録した口座へ振り込みが確実に行われるよう、1~3日以内にSquareから1円のテスト振込が行われます。(返金不要)
認証審査中でも決済を受付けることは可能です。決済代金はアカウント内に保持され、銀行口座が認証されると代金が入金されるとのことです。
クレジットカード会社の審査
登録が完了すると、「クレジットカード会社がカード決済の審査中です」とのメールが届きました。
VISA・Mastercard・American Expressは、登録したその日のうちに取り扱い承認がおりました。
JCB・Diners Club・Discoverカードは別途カード会社による審査が行われるそうで、後日の連絡となりました。
寄付のリンクを作る
登録がすんだら、いよいよ寄付リンクの作成です。
「Square オンラインビジネスで寄付という商品を作って……」というやり方もあるのですが、自分のサイトに金額自由入力の投げ銭リンクを貼り付けるだけなら、もっと簡単な方法がありました。
① サイトにログイン。

② 右上の「♡寄付をおねがいする」ボタンをクリック。

③ リンクの設定画面に入力。

この画面では「件名」と「説明(オプション)」を入力しますが、これは寄付リンクがクリックされ開いた画面に表示されるものです。
入力した内容は、↓以下のように反映されます。

寄付額は、寄付してくれる方が¥100〜¥500,000の間で自由な金額を入力することになります。
[詳細設定]で、「定期的な寄付金を受け付ける」「寄付金目標を設定する」などのオプションも利用できます。
入力が完了したら、□私は改正特定商取引法を遵守しています。にチェックを入れ、[リンクを作成]をクリックして次へ。
④ リンク完成!

出来上がったリンクを貼ったり送ったりすることで、クリックした先から寄付金を受け取ることが出来るようになります。
購入ボタンをカスタマイズ
自分で作ったバナーやボタンにリンクを貼り付けて使うこともできますが、上で出てきた購入ボタンを利用すれば、そのまま使えるバナーになります。
色などを変えて今後作成する購入ボタンのデザインを統一したければ、[オンラインチェックアウト]の[設定]をクリックすると出てくる[ブランド]ページで、変更も可能です。

訳も分からずいじりまくりデフォルトのデザインがどんなものか分からなくなってしまいましたが、最終的には購入ボタンから作られたデータのhtmlを直接変更して、今のような形にしてみました。
レシートをチェック
後になりましたが、出来上がったリンクやボタンを公開する前にチェックが必要な部分があります!
寄付をして下さった方にメールでレシートが送信されるのですが、そのままだとレシートに自分の住所が表記されてしまいます。
私が他の方にSquareを通して寄付をしたレシートに、その方の個人宅?の住所が載っているのを見て(番地は無かった)、ギョッとしました。
店舗や会社なら表示すべき住所ですが、お金を貰う度に自分の居住地を晒すことになるとは・・・・こりゃこのシステムは個人には使えんわいと諦めかけたのですが、サイトの中を探し回ったら、消す方法がちゃんと用意されていました。
① アカウントと設定に行く。
画面右上、自分のアカウント名をクリックすると出てくる[アカウントと設定]をクリックします。

② レシートに行く。
アカウントの設定で[企業または店舗の情報]をクリックすると下に選択項目が増えるので、その中から[レシート]をクリック。

ここでは、レシートのデザインを変更することが出来ます。
設定変更をしていなければ、レシート仮デザインの下の方の店名下に住所が記載されていると思います。
(グリーンティーやカフェラテなど色々メニューが入っていますが、これはデザインイメージのサンプルとして用意されているもので、私が登録したものではありません)
③ ビジネスを編集。
レシート画面を下にスクロールしていくと、[住所を表示する]ボタンが出てきます。
それをOFFにすると、レシート上の住所が表示されなくなります。

実際に寄付してくれた方に届くレシートメールは↓こうなります。

受信者が満足か不満顔のマークをクリックするとメッセージを送れるので、送って頂ければ、こちらからそれに対して返信することも出来ます。
一応、寄付が完了した後には支援者さんに「寄付をありがとうございます」的なメッセージは表示されています。(キャプチャ忘れ)
テスト決済
最後に、自分の作成したリンクから正しく処理が行われるか試してみたいところですが、残念ながらテストモードはありません。
ヘルプでは実際に100円取引を行い、その後払い戻し処理を行うように書いてありますが、それはレジや請求書取引のことであって、返金不可である寄付には当てはまらないようです。
もし自分で決済テストをしてみる場合、最少金額の100円で1~2回にとどめておきましょう。(やり過ぎは、自店売り上げに該当し加盟店規約違反になります)
準備完了
これで準備が整いました。
あとは、出来上がったものを自分のサイトやブログに貼り付けるなど任意の媒体で公開すれば、完了です。