
「53歳の男性。慢性の腰下肢痛があり、全身倦怠感、耳鳴および性欲減退を伴う。脈は細くて弱い。」
「40歳の男性。1か月前から腰痛および下腿前外側から足背にかけての痛みとしびれ感とがある。ブラガード徴候陽性。」
「60歳の男性。3か月前より右腰から殿部にかけて痛む。体幹の前屈時痛はないが、右斜め後ろに反らせた時、痛みが出現する。腰部正中より外方約2cmに圧痛がある。」
「76歳の男性。主訴は右下肢痛。間歇性跛行があり、足背動脈及び後脛骨動脈の触知が困難である。下肢の知覚や深部反射に異常はない。」
「30歳の男性。椎間板ヘルニアを発症し腰下肢が痛む。患側では足指屈曲時の筋力低下、足底部の知覚鈍麻、アキレス腱反射の減弱がみられる。」
「55歳の男性。慢性の腰下肢痛がある。倦怠感と耳鳴りを伴う。脈は細弱。」
「足関節の屈曲および外がえし運動で下腿部の痛みが増悪する。」
「左殿部から大腿後外側に痛みが放散する。下肢伸展挙上テスト陽性。ボンネットテスト陽性。」
最も考えられる疾患はどれか。
罹患神経の支配領域に治療穴を取る場合、適切なのはどれか。
「40歳の男性。腰下肢痛を訴える。長母指伸筋と長指伸筋の筋力低下、下腿外側から足背にかけての知覚鈍麻がみられる。膝蓋腱反射・アキレス腱反射は共に正常。」
「53歳の男性。急性の腰痛で前かがみになると増悪する。」
「50歳の男性。2ヶ月前より右腰から殿部にかけて痛む。体幹の前屈時痛はないが、右斜め後ろに反らせた時、痛みが出現する。腰部正中より右外方約2cmに圧痛がある。」
本症例でみられるのはどれか。
下肢動脈拍動の触診部位としての経穴と動脈との組合せで適切でないのはどれか。
※正解なしですが、何も選ばないと最後の正解合計が出ないので、どれか1つを選んで下さい。財団解答は気衝ですが間違っているとは言いきれず、太衝の組み合わせは厳密には間違っており正解になり得るのだそうです。
放散痛を引き起こす可能性の最も高いのはどれか。
罹患部への鍼治療として最も適切な刺鍼部位はどれか。
最も考えられる疾患はどれか。
この患者の病態に対する施術目的で最も適切なのはどれか。
「50歳の男性。右足底全体に痛みと焼けるようなピリピリした感覚がある。足背に症状はみられない。夜間痛があり、ティネル徴候陽性。」
「45歳の男性。荷物の搬送作業中に急に腰に激痛が走り、右下腿の前側から足背にしびれが出てきた。右足関節背屈時の筋力低下と足背に知覚鈍麻がみられる。膝蓋腱反射とアキレス腱反射は正常。」
最も考えられる疾患はどれか。
罹患部に対する局所治療穴として最も適切な経穴はどれか。
「35歳の男性。腰椎椎間板ヘルニアを発症し、腰下肢痛がある。患側では長母指屈筋の筋力低下、足底部に知覚鈍麻がみられる。アキレス腱反射は減弱。」
認められる徒手検査所見はどれか。
施術対象となる神経根で最も適切なのはどれか。
「68歳の女性。主訴は左殿部の痛み。ローゼル・ネラトン線を指標とした検査で左側に異常を認めた。ニュートンテスト陰性。」
「19歳の男性。体操競技選手。体幹のひねり動作時に腰部に違和感を訴え、近医にて分離すべり症と診断された。母趾の背屈力が弱い。」
パトリックテストの操作として適切なのはどれか。
この患者に勧める運動指導で最も適切なのはどれか。
本患者が次の文で示す経過をたどった。現在の病証はどれか。
「怒りの程度が徐々に激しくなり、自分で制御できなくなっていたが、その後、一旦治まり、それとともに目のかすみや手足のほてり、腰痛を自覚するようになった。現在はそれらの症状とともに軽い怒りと頭部の脹痛を覚えるようになった。」
歩行中の痛みを起こす原因はどれか。
拍動の減弱を呈する動脈に向けた刺鍼で、足の冷えと痛みを治療するのに適切な経穴はどれか。
「38歳の女性。2週間前に右側の顔面神経麻痺を発症。ほぼ同時期に同側の大腿前外側から下腿前面に痛みがある。最近、右足の第1指から下腿内側の痛みが加わった。」
「36歳の男性。1か月前に右足の内がえし捻挫を起こした。現在、腫脹は取れたが、前距腓靭帯部の熱感と動作時の疼痛が残っている。下腿外側部の自発痛を伴う。ストレスが増すと痛みは強くなり、口苦を自覚する。舌質は紅、舌辺の舌苔は剥落。脈は滑。」
「82歳の女性。主訴は腰痛。頻尿があり、くしゃみなどで失禁することがある。」
「48歳の男性。主訴は腰痛。痛みで上体を反らすことができない。咽の渇き、陰嚢の疼痛を伴うこともある。」
痛みを評価する方法として最も適切なのはどれか。
障害神経根のデルマトーム領域に治療穴を求める場合、最も適切なのはどれか。
「40歳の男性。腰椎椎間板ヘルニアを発症し、腰下肢痛がある。患側の母指底屈筋力の低下、アキレス腱反射減弱、足底の知覚鈍麻がみられた。」
本症例の障害神経はどれか。
本症例に対する刺鍼部位として最も適切なのはどれか。
「19歳の男性。2か月前に左足関節の内がえし捻挫を起こし、今も痛みが取れない。イライラしやすく、左肩上部のつっぱり感がある。」
「45歳の男性。2か月前から左腰下肢に痛みを感じる。前かがみで痛みが増強する。左足底部の知覚鈍麻、アキレス腱反射は減弱。間欠跛行はみられない。」
身体診察で患側下肢にみられる所見はどれか。
本症例で、症状のある筋の支配神経近傍に刺鍼し、低周波鍼通電療法を行う場合、最も適切な経穴はどれか。
「73歳の女性。主訴は左股関節の痛み。3か月前から痛みがひどくなった。エックス線検査にて軟骨下骨の硬化、骨棘形成がみられた。トーマステストは陽性、トレンデレンブルグ徴候とエリーテストは陰性。」
「50歳の女性。3週間前に旅行で歩き過ぎて右殿部から大腿外側部のつっぱり感と痛みを自覚した。足先のしびれ、こむら返り、目の疲れも気になる。舌は淡白、脈は細を認める。」
下腹部痛の原因に最も関与するのはどれか。
痛みの原因となっている器官名と同名の腧穴に刺鍼する場合、その取り方として正しいのはどれか。
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コメント
いつもお世話になっております。
(はき第23回-126)[東洋医学臨床論]で
「母趾の背屈力が弱い」という症状から考えますと
「L4-L5間」もありえるかと思います。
第4-5腰椎椎間板ヘルニアの所見として正しいのはどれか。
(あ第22回-67)[臨床医学各論]
膝蓋腱反射の消失
下腿内側の感覚障害
母趾背屈力の低下
アキレス腱反射の亢進
正解 母趾背屈力の低下
という問題もあります。
一応ご報告まで。
A.Kさん
「母趾の背屈」だけでなく、「分離すべり症」の好発部位が第5腰椎でL5-S1レベルの症状を引き起こすという両方の判断から、「L5-S1間」が最もふさわしい答えとなるようです。
はりきゅう第24回132問目解答が写っております。
あさん
ご連絡ありがとうございます。
除去しました!